NUCLTECH代表の佐藤理は、1983年に総合シンクタンクに入社以来、30数年に渡り、放射線挙動解析を中心として、原子力や放射線にかかわる諸問題の調査研究に従事してきました。
その間、様々な原子力関連施設や医療などの分野の放射線取扱機器の遮蔽解析などを行うとともに、これに用いる解析コードの開発、特にモンテカルロ法解析の自動最適分散低減システムの開発などに力を入れてきました。また、放射線検出器の開発なども手掛け、わが国最初の国際宇宙ステーション(ISS)搭載機器となったボナーボール型中性子スペクトロメータ(BBND)の開発にも参加しました。
2011年の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故以降は、放射能汚染からの環境回復に取り組む企業の協議会である除染・廃棄物技術協議会の事務局として、これらの企業間の連携の支援を通じて被災地の復興に少しでもお役に立てるよう活動してきました。
また、福島第一原子力発電所の廃炉に関する技術研究開発のための補助金事業の事務局メンバーとして、同事業の立ち上げから参加してきました。特に汚染水対策や専門としている中性子検出器の開発などで、海外企業との連携などを中心に事務局業務を行ってきました。
2018年2月からは、合同会社ニュークリア・テクノロジー・コンサルティング(NUCLTECH)を立ち上げ、原子力・放射線関連のコンサルティング事業を行っています。
略歴
昭和58年 3月 東北大学工学研究科(原子核工学専攻) 博士課程前期修了
4月 株式会社三菱総合研究所 入社
平成11年 4月 東北大学工学研究科 博士課程後期(社会人特別選抜)修了 博士(工学)
平成23年 4月 一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)理事(非常勤)
平成30年 1月 株式会社三菱総合研究所 定年退職、同 シニア・エキスパート(非常勤)就任
平成30年 2月 合同会社ニュークリア・テクノロジー・コンサルティング創業
平成30年 4月 一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)理事退任、同 嘱託
平成31年 1月 株式会社三菱総合研究所 退職
現在 合同会社ニュークリア・テクノロジー・コンサルティング 代表社員